GitHubは、プログラムのコードを保存・管理するためのサービスです。
AIを使ってWebサイトやアプリを作るときも、GitHubはほぼ必ず登場します。
たとえば、AIにコードを書いてもらったあと、次のような流れでWebサイトを公開できます。
自分のパソコン
↓
GitHub
↓
Vercel
↓
Webサイト公開
プログラミング経験がなくても、最初からすべてのGitコマンドを覚える必要はありません。
まずは次の6つを理解すれば十分です。
- Repository
- Commit
- Branch
- Push
- Pull
- Pull Request
GitとGitHubは何が違う?
似た名前ですが、GitとGitHubは別物です。
Git
コードの変更履歴を管理する仕組み。
GitHub
Gitで管理したコードをインターネット上に保存・共有できるサービス。
Git
=変更履歴を管理する仕組み
GitHub
=その履歴やコードを保存する場所
Repositoryとは?
Repository(リポジトリ)は、簡単に言えば1つの開発プロジェクトを保存する場所です。
たとえばOmochiXというWebサイトを開発する場合、omochix というRepositoryの中にPHP、CSS、JavaScript、画像、設定ファイルなどを保存します。
Google Driveでいう「プロジェクト用フォルダ」に近いイメージです。
Commitとは?
Commitは、その時点の変更内容を記録することです。
たとえばLearnページを追加した場合、その変更をCommitして履歴として残します。
git commit -m "feat: add Learn page"
こうしておけば、「いつ、何を変更したのか」を後から確認できます。
AIは短時間で大量のコードを書き換えられます。だからこそ、AI開発では変更履歴を残すCommitが重要になります。
Branchとは?
Branch(ブランチ)は、本番コードとは別の場所で作業する仕組みです。
たとえば正式版が main というBranchにある場合、Learn機能を追加するときは別のBranchを作ります。
main
│
├── feature/learn
└── feature/community
こうすることで、本番サイトを壊さずに新しい機能を開発できます。
mainとは?
多くのGitHubプロジェクトでは、main が現在の正式版として使われます。
AIに開発を任せる場合も、いきなりmainを書き換えるのではなく、feature/〇〇 のような別Branchで作業してからmainへ反映する方が安全です。
Pushとは?
Pushは、自分のパソコンにある変更をGitHubへ送ることです。
git push origin feature/learn
コード変更
↓
Commit
↓
Push
↓
GitHubに保存
Pullとは?
PullはPushの逆で、GitHubにある最新コードを自分のパソコンへ取り込むことです。
git pull origin main
Pull Requestとは?
Pull Request、略してPRは、簡単に言えば「この変更をmainへ取り込んでいいですか?」という確認です。
feature/learn
↓
Pull Request
↓
変更内容を確認
↓
mainへMerge
複数人開発ではコードレビューに使われますが、1人でAI開発をするときも変更内容を整理・確認する場所として便利です。
Mergeとは?
Mergeは、Branchの変更を別のBranchへ統合することです。
たとえば feature/learn で作ったLearn機能を main に統合する操作がMergeです。
AI開発ではGitHubをどう使う?
ChatGPT、Claude Code、Codexなどを使ったAI開発では、次の流れを基本にすると安全です。
① 最新mainを取得
↓
② featureブランチを作る
↓
③ AIに開発してもらう
↓
④ 動作確認
↓
⑤ Commit
↓
⑥ GitHubへPush
↓
⑦ mainへMerge
↓
⑧ 本番反映
AIが作業する場所と、本番で使うコードを分けることが重要です。いきなりmain上で大きな変更をさせるのは避けましょう。
実際にGitHubへコードを保存してみる
GitHubへログインし、New repository から新しいRepositoryを作成します。
例として、Repository名を my-ai-app とします。
1. プロジェクトフォルダへ移動
cd my-ai-app
2. Gitを開始
git init
3. ファイルを追加
git add .
4. 最初のCommit
git commit -m "Initial commit"
5. GitHubのRepositoryを接続
git remote add origin YOUR_GITHUB_REPOSITORY_URL
6. mainへ変更
git branch -M main
7. GitHubへ送る
git push -u origin main
これで、自分のパソコンにあるコードがGitHubへ保存されます。
GitHubでよく使うコマンド
最初は次のコマンドだけでも十分です。
現在の状態を見る
git status
現在のBranchを見る
git branch --show-current
新しいBranchを作る
git switch -c feature/new-feature
変更を追加する
git add .
Commitする
git commit -m "変更内容"
GitHubへ送る
git push
最新コードを取得する
git pull
自分のプロジェクトフォルダで、まず次の2つを実行してみましょう。
git status
git branch --show-current
現在の変更状態とBranch名が表示されればOKです。
AIにGit操作も任せられる
Gitコマンドをすべて暗記する必要はありません。
Claude CodeやCodexなどに、たとえば次のように指示できます。
現在のgit statusを確認して
新しいfeatureブランチを作って
ただし、git push、git merge、git reset、git restore など、コードの状態を大きく変更する操作は、内容を確認してから実行する習慣をつけましょう。
GitHubで公開してはいけないもの
GitHubへコードをPushするときは、秘密情報を一緒に公開しないよう注意が必要です。
- .env
- APIキー
- パスワード
- データベース接続情報
- 秘密鍵
OPENAI_API_KEY=...
DATABASE_URL=...
こうした情報は通常、.gitignore を使ってGitHubへ送らないように設定します。
APIキーやパスワードを公開RepositoryへPushしないでください。GitHubへPushする前に、必ず git status で変更対象を確認しましょう。
AI開発初心者がまず覚えること
最初はこの流れだけ理解できれば十分です。
Repository
↓
Branch
↓
コード変更
↓
Commit
↓
Push
↓
Merge
Gitの細かい仕組みは、必要になったタイミングで学んでいけば大丈夫です。
次に学ぶ
次は、GitHubへ保存したコードをWebサイトとして公開するためにVercelを学びます。
コードを作る
↓
GitHubへ保存する
↓
Vercelで公開する