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比較・検証

AI動画編集ツールをClaude Codeで自作してみた|2時間41分で動画・画像・BGM・テロップまで実装

AI動画編集サービスが増えている中で、ふと疑問が浮かびました。 「自分が必要としている機能だけなら、月額サービスに課金するより自分で作れるのでは?」 そこで今回は、Claude Codeを使ってAI動画編集ツールを実際に […]

OmochiX 公開 更新 約7分で読めます
ChatGPT Image 2026年9月9日 16 44

AI動画編集サービスが増えている中で、ふと疑問が浮かびました。

「自分が必要としている機能だけなら、月額サービスに課金するより自分で作れるのでは?」

そこで今回は、Claude Codeを使ってAI動画編集ツールを実際に自作してみました。

結果として、最初のMVP開発に約2時間8分、その後の機能追加に約33分。

合計約2時間41分で、動画だけでなく、静止画・BGM・字幕・強調テロップにも対応するところまで実装できました。

今回のポイント
「AI動画編集ツールを作れるか」ではなく、「短時間のAI開発で実際に使えるところまで持っていけるのか」を検証しています。

なぜAI動画編集ツールを自作したのか

現在は、ショート動画の自動生成や字幕生成、切り抜きなどを行えるAIサービスが数多く登場しています。

もちろん、完成されたSaaSを使えばすぐに利用できます。

一方で、実際に使いたい機能が限られている場合、 「必要な部分だけ自分用に作る」という選択肢も、AIコーディングによって現実的になってきています。

今回はその検証として、完全に独立したローカル環境で動画編集Webアプリを作成しました。

最初のMVPを約2時間8分で開発

最初に作ったバージョンでは、1本の動画をアップロードして、自動的にショート動画へ変換するところまで実装しました。

  • 動画アップロード
  • 音声抽出
  • 文字起こし用の処理基盤
  • 無音区間の検出
  • 30秒・60秒・90秒の切り抜き
  • 9:16の縦型動画へ変換
  • 字幕生成
  • 冒頭タイトル
  • 1080×1920のMP4出力
  • ブラウザ上でのプレビュー・ダウンロード

動画処理にはFFmpegを使用しています。

最初のMVP開発にかかった時間は、実測で約2時間8分でした。

なお、この時間にはHomebrew経由の依存関係ダウンロード待ちも含まれています。

さらに33分で静止画・BGM・テロップへ対応

最初のバージョンを動かしたあと、そのまま追加開発を行いました。

追加したのは主に以下の機能です。

  • JPG・PNG・WebPなどの静止画対応
  • 複数画像からスライドショー動画を生成
  • 静止画へのKen Burns風ズーム
  • 動画と静止画の混在
  • BGMのアップロード
  • BGMの自動ループ・トリム
  • フェードイン・フェードアウト
  • 字幕とは別の強調テロップ
  • 日本語テロップ対応

この追加開発にかかった時間は、約33分でした。

ここまでの開発時間
Phase 1:約2時間8分 + Phase 1.1:約33分 = 合計約2時間41分

実際にこのツールで作った動画

実際に現在の自作ツールから書き出した動画がこちらです。

まだ開発途中のバージョンであり、市販のAI動画編集サービスと同等の完成度を目指した最終版ではありません。

※自作AI動画編集ツールから実際に書き出した開発途中のサンプル

現在どこまで自動化できているのか

現在のバージョンでは、素材をアップロードして設定を行うと、FFmpegを中心とした処理パイプラインが自動で実行されます。

  1. 動画または静止画をアップロード
  2. 必要に応じてBGMを追加
  3. タイトルや強調テロップを入力
  4. 自動編集を開始
  5. 9:16の縦型動画を生成
  6. ブラウザ上で再生
  7. MP4としてダウンロード

静止画だけでも動画を作ることができ、動画と画像を組み合わせることもできます。

そのため、単純な動画切り抜きだけではなく、商品紹介、解説動画、スライドショー、SNS用ショート動画などにも応用できる構成になってきました。

今回のAPIコストは0ドル

今回のPhase 1およびPhase 1.1の開発・テスト中に発生したAPI利用料は、実測で0ドルでした。

ただし、これは今回のテスト環境ではOpenAI APIによる実音声のWhisper文字起こしを使用していないためです。

今後、実際の音声を文字起こししたり、LLMでハイライトやテロップを自動生成したりする場合は、API利用料が発生する可能性があります。

注意
「AI動画編集がずっと無料」という意味ではありません。今回確認できたのは、現在の開発・テスト段階で追加API費用が発生しなかったという結果です。

まだ完成ではない。現時点で残っている課題

短時間でかなり多くの機能を実装できましたが、実際の動画編集サービスとして見ると、まだ改善したい部分があります。

  • 実際の日本語音声を使った文字起こし精度の検証
  • AIによる「一番面白い部分」の選定精度
  • 字幕の表示タイミングやデザイン
  • 静止画切り替え時の演出
  • トランジション
  • 強調テロップのアニメーション
  • BGMと音声のより自然なバランス調整
  • 人物や重要部分を意識した9:16クロップ

特に重要なのは、単純に動画を変換するだけではなく、 「AIがどこを使うべきか判断できるか」 という部分です。

AIコーディングで変わる「作るか、課金するか」の判断

数年前であれば、この規模の動画処理ツールを個人で短時間に作るのは現実的ではありませんでした。

しかし現在は、Claude CodeのようなAIコーディングツールを使うことで、実装・テスト・エラー修正・回帰確認までをかなり高速に進めることができます。

今回も、追加機能のPhase 1.1では約33分で実装からテストまで完了しました。

だからといって、すべてのSaaSを自作すべきという話ではありません。

完成されたサービスを月額料金で使った方が合理的なケースも当然あります。

重要なのは、 「課金するか、自分で作るか」という選択肢そのものが変わり始めている ことだと感じています。

次は有料AI動画編集サービスと同じ素材で比較する

今回の検証だけでは、自作ツールが既存のAI動画編集サービスより優れているとは判断できません。

そこで次は、同じ元動画を使って、

  • 有料AI動画編集サービス
  • 今回自作したAI動画編集ツール

の両方で動画を作り、実際に比較する予定です。

比較するのは、単純な料金だけではありません。

  • 完成動画の品質
  • 字幕精度
  • ハイライト選定
  • 処理時間
  • 修正にかかる時間
  • 使いやすさ
  • カスタマイズ性
  • 維持・保守コスト

まで実測していきます。

OmochiX視点:AI時代は「サービスを使う」だけではなくなる

今回、一番興味深かったのは、動画編集機能そのものよりも開発速度でした。

約2時間41分という短い時間でも、動画・画像・BGM・字幕・強調テロップまで扱えるWebアプリの形にすることができました。

もちろん、まだ市販サービスと比較できる完成度ではありません。

それでも、AIによって 「既存サービスを探して契約する」だけではなく、「自分に必要な機能だけ作る」 という選択肢が現実的になっていることは確かです。

今後OmochiXでは、この自作ツールをさらに改善しながら、有料サービスとの比較結果も公開していきます。

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