Midjourneyとは?
Midjourney(ミッドジャーニー)は、テキストの指示(プロンプト)から画像を生成するAIサービスです。独創的で完成度の高いビジュアルを作れることで知られ、デザインや企画のイメージ作りに広く使われています。公式サイト(midjourney.com)のWebアプリとDiscordの両方で利用でき、画像をもとにした短い動画の生成にも対応しています。無料プランはなく、利用にはサブスクリプションへの加入が必要です。
Midjourneyでできること
プロンプトを入力すると、1回につき4枚の画像が生成されます。気に入った画像はアップスケールやバリエーションの作成、画像の一部を描き直す編集、周囲を描き足すズームアウトやパンなどで仕上げていけます。好みの画風を学習させるPersonalization(パーソナライズ)やムードボード、スタイル参照といった機能もあります。
主要モデル
- V8.2 — 現在の標準モデル(2026年7月24日リリース)。美しさ、画質、Personalizationに重点を置いた更新で、新しいEdit Modelを搭載
- V8.1 — 2026年4月14日リリース。標準のジョブが従来の約4〜5倍の速さで生成され、アップスケールなしで2KのHD画像を作れる
- V7 — 以前の標準モデル。引き続き選択できる
- Niji 7 — アニメ・イラスト調に特化したモデル(2026年1月9日リリース)
使用するモデルは、設定パネルまたはプロンプト末尾の「–v」パラメータで切り替えられます。
動画生成
Midjourneyの動画機能は、画像を最初のフレームとして動きを付ける「画像から動画」の方式です。5秒の動画から始まり、最大4回まで延長して合計21秒まで伸ばせます。標準の解像度は480p(SD)で、Standard以上のプランではHD(720p)にも対応します。WebとDiscordの両方で利用できます。
日本語で使える?
Midjourneyには、英語以外の言語でも使える機能があります。公式ドキュメントでは、作りたいイメージを普段の言葉で伝えるとAIがプロンプトを書いてくれる「Conversational mode」について、他の言語でも利用できると案内されています。テキスト入力と音声入力の両方に対応していますが、対応言語の一覧は示されていません。
一方、公式サイトと公式ヘルプセンターは英語で提供されており、日本語の画面は確認できていません(2026年10月1日時点)。Imagineバーに直接入力する通常のプロンプトを日本語で書いた場合の扱いも、公式には明記されていません。サービス全体が日本語に対応しているわけではないため、OmochiXでは「一部日本語対応」と評価しています。
Midjourneyの料金
(2026年10月1日、Midjourney公式ヘルプのプラン比較ページで確認。米ドル建て)
すべてのプランは自動更新のサブスクリプションで、年払いを選ぶと20%割引になります。公式サイトとDiscordでは、現在無料トライアルは提供されていません。
Basic
月額10ドル(年払いは96ドル、月あたり8ドル)。高速に生成できるFast GPU時間が月3.3時間(200分)。動画はSD解像度のみです。
Standard
月額30ドル(年払いは288ドル、月あたり24ドル)。Fast GPU時間が月15時間で、時間はかかるものの枚数無制限で画像を生成できるRelaxモードが使えます。動画はSDとHDに対応します。
Pro
月額60ドル(年払いは576ドル、月あたり48ドル)。Fast GPU時間が月30時間で、RelaxモードでのSD動画生成と、作品を非公開にするStealth Modeが使えます。
Mega
月額120ドル(年払いは1,152ドル、月あたり96ドル)。Fast GPU時間が月60時間で、Proと同じ機能に加えて動画の同時生成数が増えます。
Fast GPU時間は、どのプランでも1時間あたり4ドルで追加購入できます。
Midjourneyの使い方
- ログイン — midjourney.comにアクセスしてログインします。
- プランに加入 — Basic・Standard・Pro・Megaからプランを選んで加入します。
- Createページを開く — 画像を生成するCreateページへ移動します。
- プロンプトを入力 — 画面上部のImagineバーに作りたい画像の内容を入力して送信します。
- 結果を確認 — 4枚の画像が生成されるので、気に入ったものを選びます。
- 仕上げる — アップスケール、バリエーション、編集、動画化などで仕上げます。
Midjourneyの活用例
- コンセプトアート — 企画や世界観のイメージを素早く可視化する
- 広告・SNS — キービジュアルや投稿用の画像を作る
- デザインの検討 — ムードボードやスタイル参照で方向性を比較する
- イラスト・アニメ調 — Nijiモデルでイラスト調の画像を作る
- 短い動画 — 生成した画像に動きを付けてショート動画にする
Midjourneyのメリット
- 短いプロンプトからでも完成度の高い画像を作りやすい
- Personalizationやスタイル参照で、自分の好みの画風に寄せられる
- Standard以上ならRelaxモードで画像を枚数無制限に生成できる
- V8.1以降は生成が速く、2KのHD画像をアップスケールなしで作れる
- 加入していれば、作成した画像・動画は解約後も自分のものとして扱える
Midjourneyの注意点
- 無料プランがなく、公式サイトとDiscordでは無料トライアルも提供されていない
- 公式サイトとヘルプは英語で、日本語で使える範囲はConversational modeなど一部にとどまる
- 作品を非公開にするStealth ModeはProとMegaのみ
- 年間総収入が100万ドルを超える企業が商用利用する場合は、ProまたはMegaへの加入が必要
- 公式のAPIは提供されておらず、利用規約で自動化ツールによるアクセスが禁止されている
どんな人におすすめ?
- 広告やSNS向けに質の高いビジュアルを作りたいデザイナー・クリエイター
- 企画のイメージを素早く形にしたいプランナー
- 独自の画風を作り込みたいイラスト・アート制作者
- 英語での操作に抵抗がない人
逆に、無料で試したい人、日本語の画面を必須とする人、APIで自社サービスに組み込みたい開発者には不向きです。
FAQ
Q. Midjourneyは無料で使えますか?
A. 公式サイトとDiscordでは、現在無料トライアルは提供されていません。利用にはBasic(月額10ドル)以上への加入が必要です。公式ヘルプによると、iOS・Android向けのniji・journeyアプリには限定的なトライアルがあります。
Q. 生成した画像は商用利用できますか?
A. 公式ヘルプでは、作成した画像・動画はユーザーが所有し、解約後も自由に使えるとされています。ただし、他のユーザーが作成した画像をアップスケールした場合は元の作成者のものになります。また、年間総収入が100万ドルを超える企業が自社のために商用利用する場合は、ProまたはMegaへの加入が必要です。著作権の扱いは国によって異なるため、不明点は専門家に確認してください。
Q. 日本語には対応していますか?
A. 一部対応です。会話形式でAIにプロンプトを書いてもらうConversational modeは、公式ドキュメントで英語以外の言語でも使えると案内されています。ただし、公式サイトとヘルプセンターは英語で、通常のプロンプトを日本語で入力した場合の扱いは明記されていません。
Q. APIはありますか?
A. 公式のAPIは提供されていません。利用規約では、自動化ツールを使ってサービスにアクセスしたり画像を生成したりすることが禁止されています。
Q. 動画も作れますか?
A. 作れます。画像を最初のフレームとして動きを付ける方式で、5秒から最大21秒までの動画を生成できます。Standard以上のプランではHD(720p)にも対応します。