Kling AIとは?
Kling AIは、中国のKuaishou Technology(快手科技、香港証券取引所上場)が開発するAI動画・画像生成プラットフォームです。2024年6月に一般公開され、公式サイトによれば2026年時点で累計生成動画数は6億本を超え、3万社以上の企業ユーザーに利用されています。国際版は「kling.ai」で提供されており、旧ドメインの「klingai.com」は現在kling.aiへ転送(301リダイレクト)されています。アプリストアではシンガポール法人「KLING AI PTE. LTD.」名義で登録されています。
Kling AIでできること
Kling AIはテキストや画像から動画・画像を生成する機能を中心に、参照動画の動きをキャラクターに反映する「モーションコントロール」、AIアバター生成、最大6カットのストーリーボード生成、画像の一部だけを書き換えるマスク編集など、幅広い制作機能を提供しています。
主要モデル・主要機能
- Kling VIDEO 3.0/VIDEO 3.0 Omni:テキスト・画像から動画を生成する主力モデル。VIDEO 3.0 Omniは複数キャラクターの会話やキャラクター参照動画に対応
- Kling VIDEO O1:マルチモーダル統合モデル(最大10秒)
- Kling VIDEO 2.6:ネイティブ音声・リップシンク対応モデル(最大10秒)
- Kling IMAGE 3.0/IMAGE 3.0 Omni:最大4K出力に対応する画像生成モデル。ローカル再編集や複数参照画像の合成が可能
- Kling IMAGE O1:あらゆるアスペクト比に対応する画像生成モデル
- 旧世代モデルとしてIMAGE 2.1/1.5/1.0も提供
(公式技術文書「llms.txt」等に基づく情報です。モデル構成は今後変更される可能性があります。)
日本語で使える?
Kling AI公式サイトには日本語を含む言語切り替えメニューがあり、マーケティングサイトのナビゲーションは日本語で表示されます。また音声生成機能では英語・中国語・日本語・韓国語・スペイン語のネイティブ音声とリップシンクに対応しています。一方、動画・画像生成を行う実際のダッシュボード(アプリ本体)が全面的に日本語化されているか、カスタマーサポートが日本語で対応しているかは公式情報から確認できませんでした。プロンプト自体は日本語入力も可能です。
Kling AIの料金
Kling AIは無料のBasicプランと、Standard・Pro・Premier・Ultraの4つの有料会員プラン(いずれも米ドル建て)を提供しています。有料プランは初月割引価格が適用され、2ヶ月目以降は通常料金に戻ります。年払いを選択すると月払いに比べて34%割引になります。価格は地域やキャンペーンにより変動する場合があります。
各プラン
- Basic(無料):クレジットの定期付与なし。ログインボーナスなど期間限定の付与クレジットのみ(内容は変動)。エレメント作成上限30、1回の生成につき動画1本まで
- Standard:初月6.99ドル、2ヶ月目以降8.80ドル/月。月間660クレジット付与。1080p動画生成・画像アップスケール・透かし除去・商用利用権が解放され、エレメント作成上限50、1回の生成で動画4本まで
- Pro:初月25.99ドル、2ヶ月目以降32.56ドル/月。月間3,000クレジット、エレメント作成上限150、新機能への優先アクセス
- Premier:初月64.99ドル、2ヶ月目以降80.96ドル/月。月間8,000クレジット、エレメント作成上限150
- Ultra:初月127.99ドル、2ヶ月目以降159.99ドル/月。月間26,000クレジット、エレメント作成上限500、ベータ機能への先行アクセス(年払い設定なし)
サブスクリプションで付与されるクレジットは付与月内(1ヶ月)で失効し、クレジットを追加購入した場合は購入分の有効期限が最長2年間です(公式クレジットポリシーより)。上記はいずれも米ドル表示で、日本円建て表示や消費税の扱いは公式サイトから確認できませんでした。
Kling AIの使い方
- kling.aiにアクセスし、メールアドレス等でアカウントを作成する
- 無料のBasicプランのまま利用するか、必要に応じてStandard以上の有料プランに加入する
- テキストプロンプトを入力するか、元となる画像をアップロードする
- 動画生成・画像生成・モーションコントロールなど目的に応じた機能を選択する
- 生成結果を確認し、必要であれば動画延長やアップスケールなどの追加機能を利用する
- 生成物をダウンロードし、利用規約に沿って活用する
Kling AIの活用例
- SNS向けの短尺動画コンテンツ制作
- 広告・プロモーション映像のプロトタイプ制作
- ECサイト向け商品紹介動画・バーチャル試着イメージの作成
- キャラクターの一貫性を保った複数カットのストーリー映像制作
Kling AIのメリット
- 動画・画像それぞれに複数の専用モデルが用意されており、用途に応じた選択ができる
- モーションコントロールや複数カットのストーリーボード生成など、独自機能を持つ
- Web・iOS・Androidの各プラットフォームから利用できる
- 開発者向けAPIが公式に提供されており、システム組み込みも可能
Kling AIの注意点
- 商用利用には有料プラン(Standard以上)への加入が前提となる。公式利用規約上、無料プランでの生成物を書面の許可なく商用目的で使用することは認められていない
- 料金プランは米ドル建てで、2026年4月にはUltraプランの新設を含む価格改定が行われており、今後も変更される可能性がある
- 無料プランのクレジット付与は保証された固定量ではなく、ログインボーナス等の期間限定施策に依存する
- 実際の生成アプリ本体やカスタマーサポートの日本語対応レベルは公式情報から明確に確認できない
どんな人におすすめ?
- SNSや広告向けに短尺のAI動画を継続的に制作したいクリエイター・マーケター
- キャラクターの一貫性や複数カットの演出など、映像的な作り込みを重視するユーザー
- API経由で動画・画像生成を自社サービスに組み込みたい開発者
一方、無料の範囲で商用利用まで完結させたい人や、日本語のカスタマーサポートを重視する人には不向きな場合があります。
FAQ
Q. Kling AIは無料で使えますか?
A. 無料のBasicプランがありますが、クレジットの定期付与はなく、商用利用や1080p出力などの主要機能は有料プラン(Standard以上)でのみ解放されます。
Q. Kling AIは日本語に対応していますか?
A. 公式サイトのマーケティングページは日本語表示に対応しており、日本語プロンプトの入力や音声生成での日本語ネイティブ音声にも対応しています。ただし生成アプリ本体やサポート窓口が全面的に日本語化されているかは公式情報からは確認できていません。
Q. Kling AIに開発者向けAPIはありますか?
A. あります。kling.ai/devで公式の開発者向けAPIとドキュメントが提供されており、JWT認証(AccessKey/SecretKey)を用いたREST APIとして、動画・画像生成モデルを秒単位・画像単位の従量課金で利用できます。
Q. 生成した動画を商用利用できますか?
A. 公式プラン説明によれば、Standard以上の有料プランには商用利用権が含まれています。一方、利用規約では無料ユーザーによる生成物の商用利用は書面の許可なく認められないと明記されています。
