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NotebookLMはGemini Notebookへ。名称変更と新しいリサーチ機能を解説

Googleは2026年7月16日、NotebookLMをGemini Notebookへ名称変更しました。独立したリサーチ製品を維持しつつ、Gemini連携と登録したソースに基づく分析を拡張します。

OmochiX 公開 更新 約14分で読めます
Gemini Notebookのソース調査と情報整理を表した記事アイキャッチ

Googleは2026年7月16日、AIリサーチツール「NotebookLM」の名称を「Gemini Notebook」へ変更すると発表しました。

これは単にロゴや名称を変えるだけの更新ではありません。Gemini Notebookは独立したリサーチ製品として継続しながら、Geminiアプリとの同期、ソースに基づくコード実行、高度なデータ分析などを段階的に取り込んでいます。将来はGoogle検索のAI ModeにもNotebookを組み込む計画です。

この記事では、名称変更で何が変わり、AIを使った情報収集や資料整理、リサーチへどのような影響があるのかを、Google公式情報に基づいて整理します。

この記事の3行まとめ

  • NotebookLMは「Gemini Notebook」へ名称変更。独立したリサーチ製品としての役割は維持されます。
  • Geminiアプリとの同期に加え、ソースに基づくコード実行や高度なデータ分析を段階的に提供します。
  • 無料・有料プラン、Web・Mobileで利用条件が異なるため、機能ごとの提供状況の確認が必要です。

この記事の情報時点

本稿は2026年8月12日までに確認した情報に基づいています。プラン別の上限、高度機能の展開状況、Mobileの対応範囲は、その後変更されている可能性があります。

NotebookLMからGemini Notebookへ何が起きた?

現在の正式製品名は「Gemini Notebook」です。Googleは2026年7月16日、NotebookLMをGemini Notebookへ改称すると正式発表しました。

一方、Notebookの役割がGeminiアプリへ完全に吸収されたわけではありません。Googleは、Gemini Notebookが引き続き独立した製品であり、リサーチを中心とする役割を維持すると説明しています。

Geminiアプリとの接続・同期を強化

変更の中心は、GoogleのAI製品群との接続を明確にすることです。

対応する個人NotebookはGeminiアプリのナビゲーションにも表示され、GeminiアプリとGemini Notebookのどちらからでも閲覧、編集、チャットができます。Notebook名、ソース、カスタム指示などの変更は相互に同期されます。

「ソース」とは?

Notebookへ登録し、AIの回答の根拠にする資料のことです。PDFやWebページ、Googleドキュメントなどが該当します。

ただし、共有Notebookなど一部はGeminiアプリに表示されない場合があります。

同じNotebookでも、回答の根拠が異なる場合がある

両方の画面で同じ回答になるとは限りません。Google公式Helpによると、Gemini Notebook内の回答はNotebookへ登録したソースだけを根拠にします。

Geminiアプリ側では、Notebookのソースに加え、Web検索など別のツールが回答に含まれる場合があります。

同じNotebookを利用するときの主な違い
比較項目 Gemini Notebook Geminiアプリ
回答の根拠 Notebookへ登録したソース Notebookのソースに加え、Web検索など別のツールを使う場合がある
Notebookの閲覧・編集・チャット 対応 対応する個人Notebookで利用可能。一部Notebookは表示されない場合がある
Notebook名・ソース・カスタム指示 Geminiアプリ側と相互に同期 Gemini Notebook側と相互に同期
Studio成果物の生成 対応する機能を提供 Audio Overview、Video Overview、インフォグラフィック、スライドなどは生成できない

Audio Overview、Video Overview、インフォグラフィック、スライドなどのStudio成果物は、登録資料を基に生成する音声・動画・資料です。これらはGemini Notebook側の機能として提供されます。

今回何が変わった?

名称変更と同時に注目されるのが、各Notebookへ安全なクラウドコンピューターを与える更新です。これは、Google側の隔離された環境でコードを実行する仕組みです。

Googleによると、Gemini NotebookはNotebook内のソースに基づいてコードを書き、実行できるようになります。

ソースに基づくコード実行

登録資料を根拠としてコードを作成し、クラウド上の環境で実行します。

計算・可視化・分析

文章の要約に加え、データの計算、グラフや表の作成、複雑な分析へ用途が広がります。

複数形式の成果物

PDFレポート、表計算、スライド、CSV、JSONなどの作成・ダウンロード機能が案内されています。

高度機能はプランごとに段階提供

提供時期は全利用者で同じではありません。

2026年7月16日の発表時点では、クラウドコンピューターを使う高度な機能は、Google AI Ultra利用者と、AI Ultra AccessまたはAI Expanded Accessを持つWorkspaceの法人利用者に提供されていました。

Googleは、WebのPro利用者へ数週間かけて展開するとしています。

名称変更と、高度機能の提供対象は別

今回の発表だけでは、無料利用者へこれらの高度機能がいつ提供されるかは確認できません。名称変更、既存の基本機能の利用可否、新しい高度分析機能の提供対象は分けて考える必要があります。

リサーチ機能はどう進化した?

Gemini Notebookの基本は、資料をNotebookへ集め、そのソースに基づいて質問や整理を行うことです。PDF、Webページ、YouTube、音声、Googleドキュメント、スライドなどを追加できます。

曖昧なアイデアからソースを探せる

従来は、利用者が調査資料をある程度用意してからNotebookを作る流れが中心でした。

Googleは2026年6月の更新で、まだ曖昧なアイデアや質問の段階から、関連するWeb上の情報を探し、Notebookのソース集を構築できる機能を発表しています。

  1. 調べたいテーマを決める
  2. 関連するソース候補を探す
  3. 利用者が確認して追加する
  4. 引用を確認しながら整理する

ソース候補は利用者が確認してNotebookへ加えます。回答には引用が示されますが、AIによる要約や分析には誤りがあり得るため、重要な判断では引用元の本文まで確認が必要です。

GeminiのDeep Researchとは区別する

GoogleのGeminiには「Deep Research」と呼ばれる別のリサーチ機能があります。

しかし、今回確認したGemini Notebookの名称変更・機能更新では、新機能を正式に「Deep Research」と呼ぶ記載は確認できませんでした。本稿では、Web調査やソース発見の強化をDeep Researchと同一機能とは扱いません。

音声・動画で資料を把握する機能も継続

Audio OverviewとVideo Overviewも引き続き利用できます。登録した資料を音声や動画で把握するためのStudio成果物で、WebだけでなくMobileアプリでも生成・再生に対応しています。

ただし、利用できる形式や編集機能にはWebとMobileで差があります。

仕事ではどう使える?

Gemini Notebookは、情報源を明示しながら複数資料を整理したい仕事に向いています。

市場調査・競合調査

企業の公式発表、製品資料、調査レポートなどをNotebookへまとめれば、資料を横断して共通点や相違点を確認できます。

Webから追加ソースを探す際も、採用前に出所と公開日を確認することが重要です。

会議資料の準備

議事録、企画書、関連資料を集め、論点や未決事項を整理できます。

新しい成果物生成機能が利用できるプランでは、表やスライドなどの形式へまとめる用途も想定されています。生成物は会議前に元資料と照合する必要があります。

PDF・データ分析

複数のPDFや表データをソースにして質問し、クラウドコンピューター対応環境では、コードを使った計算や可視化へ進められます。

数値分析では、入力データ、計算方法、出力結果を人が確認してください。

情報整理

ソースから概要、FAQ、音声、動画、マインドマップなどを作り、同じ情報を用途別に理解できます。

Notebookはプロジェクトごとに独立

異なるNotebookを自動的に横断できない点には注意が必要です。調査対象や目的に合わせて、どの資料を同じNotebookへ集めるかを考えておきましょう。

記事作成前のリサーチ

一次情報をNotebookへ集め、発表日、主張、注意点を整理する下準備に利用できます。

ただし、AIが作った要約をそのまま記事の事実として扱わず、最終的には原文を確認し、事実と編集部見解を分ける必要があります。

実務で共通する確認ポイント

採用するソースの出所・日付を確認し、生成物を元資料と照合すること。数値を扱う場合は、入力データだけでなく計算方法も確認することが重要です。

無料版と有料版では何が違う?

Google公式Helpでは、Gemini Notebookの基本機能を無料で利用できることが確認できます。

無料利用では、Notebook数、1つのNotebookへ追加できるソース数、1日のチャットやAudio Overview生成などに上限があります。

Google Helpに記載された無料利用の上限目安(2026年8月12日確認)
項目 上限の目安
Notebook数 100 Notebook
1つのNotebookのソース数 50ソース
チャット 1日50回
Audio Overview生成 1日3回

有料プランや対象Workspaceエディションでは、これらの上限が増え、追加機能や法人向けのセキュリティ・プライバシー条件が提供されます。ただし、契約形態が複数あり、具体的な上限はプランによって異なります。

今回の高度なコード実行・成果物生成は、まずGoogle AI Ultraと対象Workspace利用者へ提供され、ProのWeb利用者へ段階展開されると発表されました。

段階展開の案内と、提供完了は異なる

2026年8月12日時点で、すべてのProアカウントへの展開完了や、無料版への提供時期は公式情報だけでは確認できません。利用前に、現在のプラン案内と自分のアカウントでの提供状況を確認してください。

日本とMobile・Webで利用できる?

Google公式Helpの対応地域には日本が含まれ、Web版は日本から利用できます。日本語のHelpページも「Gemini Notebook」という名称へ更新されています。

MobileはiOSとAndroidの公式アプリがあり、日本語にも対応しています。質問、ソース追加、Audio / Video Overviewなどを利用できます。

MobileはWebと完全に同じではない

公式Helpでは、ノート、マインドマップ、レポート、データテーブルの生成・表示など、未対応または制限のある機能が案内されています。

高度なクラウドコンピューター機能も、発表ではWebのPro利用者への展開とされているため、Mobileでの提供状況は公開前に再確認が必要です。

Web

日本から利用可能。高度なクラウドコンピューター機能は、対象プランと段階展開の状況を確認します。

iOS・Android

日本語対応の公式アプリを提供。質問やソース追加、Audio / Video Overviewなどを利用できます。

機能差に注意

ノート、マインドマップ、レポート、データテーブルなどは、Mobileで未対応または制限があると案内されています。

ChatGPTやClaudeとはどう使い分ける?

OmochiX編集部の見解

Gemini Notebookは、特定の資料群を根拠として調査・整理し、引用元へ戻りながら理解したい場面で使いやすい選択肢です。

一方、ChatGPTやClaudeを含む他のAIは、それぞれ異なるツール、開発環境、生成機能を持つため、製品名だけで性能の優劣を決めるべきではありません。

調査では、まず「どの情報を根拠にするか」が重要です。

社内資料、PDF、公式発表など対象ソースが決まっているならGemini Notebookで整理し、必要に応じて別のAIで文章、コード、画像などの作業を行う使い分けも考えられます。

実際の業務で比較したい項目

  • 回答の正確性
  • 引用元の確認しやすさ
  • 対応ファイルと取り込める資料
  • 情報管理・セキュリティ・プライバシー条件
  • 共同作業の進めやすさ
  • 料金と利用上限
  • 人が確認・修正する時間

本稿で参照したGoogle公式情報から、他社AIとの包括的な優劣を判断することはできません。実際の業務で、同じ条件の課題を使って確かめることが大切です。

まとめ

NotebookLMは2026年7月16日、「Gemini Notebook」へ正式に名称変更されました。独立したリサーチ製品という役割は維持されます。

押さえておきたい6つのポイント

  • GeminiアプリからNotebookを利用でき、内容を相互同期
  • ソースに基づくコード実行と複雑な分析を段階的に提供
  • Webから関連情報を探し、選択したソースをNotebookへ追加
  • Audio / Video OverviewなどのStudio成果物を継続
  • 基本機能は無料利用でき、高度機能や上限はプランで異なる
  • WebとiOS / Androidに対応するが、Mobileには機能差がある

名称変更は、NotebookLMの機能をなくすものではなく、GeminiとGoogleの各製品へつなげる方向を示す更新です。

実務では、AIの出力だけで判断せず、Notebookへ追加する情報源と引用元を人が確認する運用が重要です。

OmochiXでは今後、Gemini Notebookを使った市場調査、資料整理、記事作成前のリサーチ手順についても検証していきます。

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GPT-5.6を使ったリサーチと資料作成

調査から資料作成まで、AIを使って作業を進める方法を確認できます。

出典

公開前に、各URLの内容、プラン、地域、提供状況を再確認してください。

最終確認日:2026年8月12日

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