増えすぎたAIエージェントを一元管理。
Dataiku「Agent Management」発表
AWS、Google、Microsoft、Salesforce、Snowflake。 どこで作られたAIエージェントでも一つの管理画面へ。 企業AIは「作る」だけでなく、「何が動いているか把握する」段階へ進んでいます。
企業に「AIエージェントの野良化」が起き始めている
AIエージェントは、 以前より簡単に作れるようになりました。
マーケティング部門が文章生成エージェントを作り、 経理部門が請求書処理エージェントを作り、 営業やカスタマーサポートでも それぞれ別のエージェントを導入できます。
問題は、 会社全体で何体のAIエージェントが動いているのか、 誰が所有しているのか、 本当に価値を生んでいるのか が分からなくなることです。
Dataiku Agent Managementは、 この「エージェントの増殖」を 企業全体で管理することを目的としています。
まず会社中のAIエージェントを自動で発見
Agent Managementは、 接続した複数のAIプラットフォームをスキャンし、 稼働中のエージェントを 一つのインベントリへ集約します。
各エージェントについて、 誰が所有しているか、 何に接続しているか、 最後にいつ実行されたか、 何を目的として作られたかなどを 一か所で確認できるようになります。 [oai_citation:1‡Dataiku](https://www.dataiku.com/blog/dataiku-agent-management?utm_source=chatgpt.com)
Microsoft・Google・AWSなど複数基盤を横断
Dataiku Agent Managementは Dataikuで作られたAIエージェントだけを 対象にしているわけではありません。
Dataikuは、 OpenTelemetryを利用した カスタム環境にも対応すると説明しています。
つまり企業が 「Microsoftだけ」 「AWSだけ」 のように一つのベンダーへ統一していなくても、 エージェントを横断管理できる設計です。 [oai_citation:2‡Dataiku](https://www.dataiku.com/company/news/dataiku-agent-management-general-availability?utm_source=chatgpt.com)
見るのはサーバーの稼働率ではなく「エージェントそのもの」
従来の監視ツールは、 サーバーが稼働しているか、 APIが正常か、 エラーが出ていないかなどの 技術状態を見ることが中心でした。
しかしAIエージェントは、 システムとして正常に動いていても、 本来の仕事を果たせていない場合があります。
Dataikuは、 Agent Managementを 単なる「AI監視ツール」ではなく、 エージェントが本当に仕事をしているかを管理する仕組み として位置づけています。 [oai_citation:3‡Dataiku](https://www.dataiku.com/product/agent-management?utm_source=chatgpt.com)
異常な振る舞いやドリフトを検知
AIエージェントは、 導入直後は正常でも、 モデル変更、 接続データの変化、 利用方法の変化などによって 振る舞いが変わることがあります。
Agent Managementは、 各エージェントの 健康状態、利用量、コスト、品質、行動を追跡し、 通常パターンから外れた場合に 人間が確認できるようにします。
高リスクなエージェントは認証・定期テスト
すべてのAIエージェントが 同じ危険度というわけではありません。
社内資料を検索するだけのエージェントと、 顧客対応を行うエージェント、 機密情報を扱うエージェント、 実際の取引を行うエージェントでは 必要な管理レベルが異なります。
Agent Managementでは、 リスクの高いエージェントについて 認証状態、 既知のリスク、 対策、 定期テストの履歴などを 記録できます。
Dataikuは、 リスクの高いエージェントでは 認証状態、リスク、定期テストなどの 証跡を残す設計を説明しています。 [oai_citation:4‡Dataiku](https://www.dataiku.com/company/news/dataiku-agent-management-general-availability?utm_source=chatgpt.com)
なぜ今「AIエージェント管理」が必要なのか
Dataikuは同日に、 Harris Pollと実施した グローバルCIO調査も発表しています。
この調査はDataikuの委託でHarris Pollが 2026年7月9日〜29日に実施したもので、 米国、英国、フランス、ドイツ、UAE、日本、 韓国、シンガポールのCIO 685人が対象です。 [oai_citation:5‡Dataiku](https://www.dataiku.com/company/news/global-ai-confessions-report-cio-edition-2026?utm_source=chatgpt.com)
Dataikuは、 AIエージェントの増加速度に対して 企業側の管理体制が追いついていないことを、 Agent Managementの背景として挙げています。
一般提供は2026年10月予定
Dataiku Agent Managementは、 2026年10月に一般提供される予定です。
Dataikuによると、 料金は年間のインスタンス単位料金に加えて、 監視対象のエージェント数に応じた 従量部分を組み合わせる形です。
具体的な金額は 今回の公式発表では公開されていません。 [oai_citation:6‡Dataiku](https://www.dataiku.com/company/news/dataiku-agent-management-general-availability?utm_source=chatgpt.com)
OmochiX視点:次に必要なのは「AI社員名簿」かもしれない
AIエージェント市場では、 これまで 「どうやってエージェントを作るか」 が大きなテーマでした。
しかし企業内に 10体、50体、100体と エージェントが増えていけば、 次に必要になるのは AIエージェントそのものの管理台帳 です。
人間の社員には、 所属部署、責任者、権限、 評価、コスト、職務内容があります。
AIエージェントにも今後、 「誰が作ったか」 「何を任されているか」 「どのデータへアクセスできるか」 「どれだけ費用がかかるか」 「成果を出しているか」 という管理情報が必要になります。
Microsoft Foundryのような基盤が エージェントを 作る・実行する 方向を強化する一方で、 Dataikuは複数の基盤を横断して 監督する層 を狙っています。
AIエージェントが本格的に企業へ入るほど、 「AIを作るツール」だけでなく、 AI社員を管理するためのAgentOps・ガバナンス市場 も大きくなる可能性があります。
まとめ
Dataikuは2026年9月24日、 AIエージェントを企業横断で管理する 「Agent Management」を発表しました。
AWS Bedrock、 Google Vertex、 Microsoft Copilot Studio / Azure Foundry、 Salesforce Agentforce、 Databricks、 Snowflake Cortexなど、 異なる基盤のエージェントを 一つの管理画面へ集約できます。
監視対象は単なる稼働状態だけではなく、 利用状況、コスト、品質、 ビジネス成果、ドリフト、リスクまで含まれます。
AIエージェントが企業内で急増するなか、 次の競争は 「どれだけ多く作れるか」から 「どれだけ安全に管理し、成果を証明できるか」 へ移り始めています。
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一次情報
Dataiku公式発表・2026年9月24日
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Dataiku公式ブログ・2026年9月24日
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