Runwayとは?
Runway(ランウェイ)は、Runway AI, Inc.が提供するAI制作プラットフォームです。テキストや画像からの動画生成、既存の動画の編集、画像生成、音声・音楽の生成までを1つの環境で行えます。自社開発の動画生成モデル「Gen-4.5」に加えて、Kling 3.0やSeedance、Nano Banana Proといった他社製のモデルも同じ画面から利用できる点が特徴です。2026年5月には東京オフィスの開設を発表しており、日本市場への展開も進めています。
Runwayでできること
Gen-4.5による動画生成
Gen-4.5はRunwayの主力となる動画生成モデルで、テキストや画像から動画を生成します。料金ページでは、Gen-4.5は生成する動画1秒あたり12クレジットを使用すると案内されています。
Aleph 2.0による動画編集
Aleph 2.0は、既存の動画をテキストや画像の指示で編集するモデルです。撮影済みの映像に手を加える、いわゆる「後工程」の作業にAIを使えます。
Act-Twoによるキャラクターの演技
Act-Twoは、画像や動画をもとにキャラクターの演技(パフォーマンス)を生成するモデルです。
画像・音声の生成
Gen-4 Imageによる画像生成のほか、音楽・音声・効果音の生成、テキスト読み上げにも対応します。Proプラン以上ではカスタムのボイスクローンを作成できます。
Runway Agent
有料プランには、対話しながら制作を進められるエージェント機能が含まれます。公式アプリの説明では、作りたい内容を言葉で伝えると、Agentがショットを計画・生成し、1本の動画に仕上げるとされています。
日本語で使える?
公式サイト(runway.com/ja)と料金ページは日本語で表示できます。一方、公式ヘルプでは「Runwayは現時点でアメリカ英語でのみ提供されている」と案内されており、制作に使うアプリ本体の画面は日本語化されていません(ブラウザの翻訳機能の利用が案内されています)。プロンプトについては、モデルは英語以外の言語も受け付けるものの、すべてのプロンプトが同じように機能するわけではないと説明されています。
Runwayの料金
(2026年10月1日、Runway公式の料金ページで確認。米ドル建て)
Free
0ドル。125クレジット(1回限り)と5GBのストレージで、各種生成モデルを試せます。
Standard
月額15ドル(年払いは月あたり12ドル)。毎月625クレジットが付与され、ウォーターマークなしの書き出し、4Kアップスケール、5件までの並列生成、最大3プロジェクト、20GBのストレージを利用できます。625クレジットは、Gen-4.5なら52秒分に相当します。
Pro
月額35ドル(年払いは月あたり28ドル)。毎月2,250クレジットで、15件までの並列生成、ブランドキット1つ、カスタムボイスクローン1つ、クレジットの追加購入、Runway MCP、100GBのストレージが含まれます。
Max
月額95ドル(年払いは月あたり76ドル)。毎月9,500クレジットで、未使用クレジットの1か月繰り越し、20件までの並列生成、HDR・ProResなどスタジオ品質の出力、新しいモデルへの先行アクセス、500GBのストレージが含まれます。
StandardとProのクレジットは翌月に繰り越されません。追加で購入したクレジット(1,000クレジットから)には有効期限がありません。チーム・企業向けのプランと、開発者向けAPIの料金は別に用意されています。
Runwayの使い方
- アカウント作成 — 公式サイトでアカウントを作成します(Freeプランから開始できます)。
- ツール・モデルを選択 — 動画生成、画像生成、動画編集など、目的に合ったツールとモデルを選びます。
- 素材とプロンプトを用意 — テキストの指示を入力するか、元になる画像や動画をアップロードします。
- 生成 — 長さや解像度などを設定して生成します。モデルと長さに応じてクレジットが消費されます。
- 編集・調整 — 必要に応じてAlephでの編集やアップスケールを行います。
- 書き出し — 完成した動画や画像をダウンロードします。
Runwayの活用例
- 広告・マーケティング — プロモーション映像や商品紹介動画を制作する
- 映像制作 — ショートフィルムやミュージックビデオのシーンを作る
- SNS — 短尺の動画コンテンツを継続的に制作する
- 絵コンテ・企画 — ストーリーボードやキャラクターデザインを可視化する
- 既存映像の編集 — 撮影済みの映像の雰囲気や要素を変更する
- サービス開発 — APIで動画・画像生成を自社のプロダクトに組み込む
Runwayのメリット
- 動画・画像・音声の生成から編集までを1つの環境で行える
- 自社モデルに加え、他社製の生成モデルも同じ画面から使える
- Freeプランで生成を試せる
- WebのほかiOS・Androidアプリでも利用できる
- 開発者向けのAPIと公式SDKが用意されている
Runwayの注意点
- Freeプランのクレジットは125の1回限りで、継続利用には有料プランが必要
- クレジット消費型のため、使うモデルや長さによって実質的なコストが変わる
- StandardとProでは未使用のクレジットが翌月に繰り越されない
- 制作に使うアプリ本体の画面は英語のみ
- 利用規約上、入力と出力をモデルの学習などに使うライセンスをRunwayに付与することになる
どんな人におすすめ?
- 生成だけでなく編集まで含めて映像を作り込みたいクリエイター
- 広告やSNS向けの動画を継続的に制作したいマーケター・制作チーム
- 複数の動画生成モデルを1つの環境で使い比べたい人
- 動画・画像生成を自社サービスに組み込みたい開発者
逆に、日本語の操作画面を必須とする人や、無料の範囲で継続的に動画を作りたい人には不向きです。
FAQ
Q. Runwayは無料で使えますか?
A. はい。Freeプランで125クレジット(1回限り)が付与され、各種生成モデルを試せます。継続して使う場合はStandard(月額15ドル)以上が必要です。
Q. 日本語には対応していますか?
A. 公式サイトと料金ページは日本語で表示できますが、公式ヘルプではアプリ本体はアメリカ英語のみの提供と案内されています。日本語のプロンプトも入力できますが、すべてが英語と同じように機能するとは限りません。
Q. 生成した動画は商用利用できますか?
A. 利用規約(2026年5月11日更新)では、Runwayは入力・出力の所有権を主張せず、出力の商用利用を制限しないとされています。一方で、入力と出力をモデルの学習などに利用するライセンスをRunwayに付与する条項があるため、機密性の高い素材を扱う場合は規約を確認してください。
Q. APIはありますか?
A. あります。開発者向けのAPIとNode.js・Python用の公式SDKが提供されています。料金はクレジット制で、1クレジットあたり0.01ドルで購入します。
Q. クレジットは繰り越せますか?
A. StandardとProでは繰り越されず、請求サイクルごとにリセットされます。Maxでは未使用分を最大1か月分繰り越せます。追加で購入したクレジットに有効期限はありません。


